杉山愛さんが長崎大学リレー講座2013に登壇!
杉山愛さんの公開講座に参加してきたのでまとめなど。
長崎大学の紹介ページはこちら=>「夢をかなえる生き方/杉山愛」
- アウェーをホームに変える
アウェー感やその国が嫌いという負の感情を抱いてプレーするよりも居心地のよさを感じてプレーする方がいい結果を生む。だから、その国をいいところを見て、好きになるようにしている。郷に入っては郷に従えで、その国の文化に自分が合わせていくことがうまくいくコツ。 - スランプが変わるきっかけに
25歳、大スランプに陥る。これを機に「上手くなる」の一心だった自分から「自分探し、自分磨き」に考え方が変わった。救ってくれたのは母の一言「ここで辞めたら、他のことをやってもうまくいかないんじゃない?」 - どうとらえるか
一流選手は考え方がポジティブでプラス思考。対戦相手が打ち込んでくる難しいボールでさえも、「自分の苦手を教えてくれる先生」と考えるという。現状に甘んじることなく、常に前進することに貪欲なのがトップ選手の特徴。 - パートナーの決め方
ダブルスのパートナーは、勝てる人ではなく、一緒に居て楽しい時間を持てる人を選ぶ。チーム力が発揮できる温度感を保ち続けるには、気心の知れた信頼できる人である必要があるから。難しい課題についてとことん話し合っても関係が壊れない、それが大事。技術よりも相性を優先。 - 基礎練習が技術の幅を広げる
客席からの質問「僕は基礎練習が嫌いですが、どうしたら好きになれますか?」に対する回答。基礎練習を繰り返すと、いつしか意識せずともカラダが動くようになる。意識は別のアクションに向けることができるから、プレーの幅が広がる。そうなったらいいと思わない?考えずにできるようになるには1万回の繰り返しが必要と言われているから頑張りましょう。 - 子供は社会からの預かりもの
客席からの質問「母親への思いについて教えてください」に対する回答。母親は、子供は社会からの預かりものと考えているので、適度な距離感を持ち、私物化しない人。それがよかった。愛情深さと客観を持ち合わせる稀有な人。 - 遊戯三昧(ゆげざんまい)
禅のことばで「することを楽しむ」という意味。ものごとは受け止め方次第。ハードな状況でも、このことばを思い出してスイッチを入れれば、風景が変わる。楽しんでやっているうちに、困難な状況もいつの間にか乗り越えられているものだと思う。 - 自分の得意なところを再確認する
周りがツワモノばかりに見えて自信を失いそうになるが、自分を疑えばもう戦えない。だから、自分の得意なところに注目して、それを自覚することで気持ちを整える。ひとりでは戦えない。支えてくれる周りのサポートが重要。
杉山さん、とても美人で爽やかな感じに溢れた方でした。フットワークとバックハンドが武器だと聞いてますが、それ以上に多くの人が好印象を抱くであろう立ち振る舞いこそが、杉山さんの一番の武器だなと思いましたよ。素敵な時間でした。