come-backer の日記

山本マサさんよりも長く現役を続けることが人生目標のアマチュアピッチャーが書いてます。

杉山愛さんが長崎大学リレー講座2013に登壇!

杉山愛さんの公開講座に参加してきたのでまとめなど。

長崎大学の紹介ページはこちら=>「夢をかなえる生き方/杉山愛」

 

  1. アウェーをホームに変える 
    アウェー感やその国が嫌いという負の感情を抱いてプレーするよりも居心地のよさを感じてプレーする方がいい結果を生む。だから、その国をいいところを見て、好きになるようにしている。郷に入っては郷に従えで、その国の文化に自分が合わせていくことがうまくいくコツ。

  2. スランプが変わるきっかけに
    25歳、大スランプに陥る。これを機に「上手くなる」の一心だった自分から「自分探し、自分磨き」に考え方が変わった。救ってくれたのは母の一言「ここで辞めたら、他のことをやってもうまくいかないんじゃない?」

  3. どうとらえるか
    一流選手は考え方がポジティブでプラス思考。対戦相手が打ち込んでくる難しいボールでさえも、「自分の苦手を教えてくれる先生」と考えるという。現状に甘んじることなく、常に前進することに貪欲なのがトップ選手の特徴。

  4. パートナーの決め方
    ダブルスのパートナーは、勝てる人ではなく、一緒に居て楽しい時間を持てる人を選ぶ。チーム力が発揮できる温度感を保ち続けるには、気心の知れた信頼できる人である必要があるから。難しい課題についてとことん話し合っても関係が壊れない、それが大事。技術よりも相性を優先。

  5. 基礎練習が技術の幅を広げる
    客席からの質問「僕は基礎練習が嫌いですが、どうしたら好きになれますか?」に対する回答。基礎練習を繰り返すと、いつしか意識せずともカラダが動くようになる。意識は別のアクションに向けることができるから、プレーの幅が広がる。そうなったらいいと思わない?考えずにできるようになるには1万回の繰り返しが必要と言われているから頑張りましょう。

  6. 子供は社会からの預かりもの
    客席からの質問「母親への思いについて教えてください」に対する回答。母親は、子供は社会からの預かりものと考えているので、適度な距離感を持ち、私物化しない人。それがよかった。愛情深さと客観を持ち合わせる稀有な人。

  7. 遊戯三昧(ゆげざんまい)
    禅のことばで「することを楽しむ」という意味。ものごとは受け止め方次第。ハードな状況でも、このことばを思い出してスイッチを入れれば、風景が変わる。楽しんでやっているうちに、困難な状況もいつの間にか乗り越えられているものだと思う。

  8. 自分の得意なところを再確認する
    周りがツワモノばかりに見えて自信を失いそうになるが、自分を疑えばもう戦えない。だから、自分の得意なところに注目して、それを自覚することで気持ちを整える。ひとりでは戦えない。支えてくれる周りのサポートが重要。

 

杉山さん、とても美人で爽やかな感じに溢れた方でした。フットワークとバックハンドが武器だと聞いてますが、それ以上に多くの人が好印象を抱くであろう立ち振る舞いこそが、杉山さんの一番の武器だなと思いましたよ。素敵な時間でした。

 

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